Nikon Capture NX2 の購入レビュー

2013 年 9 月 16 日

ニコンの純正現像ソフト、CaptureNX2 のレビューについて簡単に述べていきます。

Capture NX2

Capture NX2 を購入したのは、D700を手に入れてから約2ヶ月後のこと。

なぜ2ヶ月後なのかというと、Capture NX2 の体験版試用期間が60日間だからだ。通常、体験版というと試用期間が1ヶ月のものがほとんどだが、Capture NX2 は約2ヶ月間も試用できるのは嬉しいところ。60日間も試用期間があれば時間的な余裕もできて、使いこんでみようかなという気にもなる。

Capture NX2 の販売価格は約1万6千円。今までに愛用してきたキヤノンの Digital Photo Professional(DPP)やオリンパスの Olympus Viewer3 などのRAW現像ソフトが無償提供されていることを考えれば、高すぎる値段設定と言わざるをえない。

 

まず、僕が初めてCapture NX2 をいじってみた時のファーストインプレッションとしては、

1. インターフェースがやる気にならないぐらいダサい
2. 操作性が独特で使いづらい

ということ。

特に他社のRAW現像ソフトに慣れてしまっている人にとっては余計に使いづらいと感じるはずだ。だが、その最悪の操作性を我慢して使っていけば、

CaptureNX2 は素晴らしいRAW現像ソフトだ!

と感じるときがくるだろう。もしそう感じ始めたのならそれはあなたが Capture NX2 の操作性に慣れ始めたからに他ならない。確かにCapture NX2 は一世代前の古くさい操作性で使いづらい。

だが慣れてしまえばこっちのもの。慣れが全てのソフトウェアである。

少なくとも、僕が今までに使ったことがあるRAW現像ソフトの中ではCapture NX2 はもっとも高機能。やりたいことが確実に実現できて、NX2 だけで作品を完結させることができる。

特に、「選択コントロールポイント」や「カラーコントロールポイント」に代表される選択範囲補正機能は、自分が指定した範囲内の補正が直感的にできるので人物の顔だけを明るく補正したり、主要被写体の色や彩度を部分的に補正したりする際にはとても重宝する機能だ。

Capture NX2/選択コントロールポイント

キヤノンの DPP やオリンパスの Olympus Viewer などのRAW現像ソフトでは、説明書を読まずとも直感的に操作できるのがメリットだが細かいところまでは追い込みにくいので、RAW現像ソフト側で露出・彩度・色合い・コントラストなどを追い込めるところまで追い込んだら最終調整として選択範囲補正が得意なフォトショップに持っていって再編集するという過程を踏むことが多かった。

しかし、Capture NX2 なら選択範囲補正が可能であるから最終調整まで追い込みやすいし、わざわざフォトショップに持っていく必要がない。この点がCaptureNX2 の最大の強みかもしれない。

 

その他、サードパーティ製のRAW現像ソフトとして SILKYPIXAdobe Lightroom を体験版で使ったことがあるが、シルキーピクスは高機能すぎてどうも使いづらい。Capture NX2 同様、慣れたら便利なソフトなのかもしれないが、やはり純正ソフトのほうが撮影時のイメージのまますぐに作業に取り掛かれるため、少ない作業時間と少ない作業ステップで完成に近づけていける。

Capture NX2

Lightroom はカタログの概念など、ぱっと見の印象では使いにくそうだなというのが最初の印象。アドビらしいインターフェースといえばそれまでだが、メニューの日本語が若干わかりづらいのが難点だ。

だが、インターフェースに関してはCapture NX2 よりも Lightroom のほうが比較にならないぐらいカッコイイ。操作性も直感的で悪くない。機能も自分が求めたいことはそれなりに実現できそうだ。

部分補正などの細かい補正に関してはフォトショップに譲るとしても、撮影時のイメージを払拭してオリジナルな絵作りをしたいのであれば Lightroom はそのためのヒントを与えてくれる現像ソフトかもしれない。いつか購入したらじっくりと時間をかけて使ってみたいソフトのひとつである。

 

以上、Capture NX2 について思いつくままを綴ってきたが結論をまとめると、

ニコンユーザーなら黙ってCapture NX2 を使っておけば間違いはない

と断言して締めくくりたい。

あとは、このソフトに慣れるまでの間にユーザーにどれだけの忍耐力があるかにかかっている。