FUJIFILM X70 の購入レビュー(1)

2016 年 7 月 16 日

新しいコンパクトデジカメを買いました。

プレミアムコンパクトに属する APS-Cコンデジ、その名も・・・

FUJIFILM X70です!

FUJIFILM X70

フジフィルムを買うのは僕にとっては初めてのこと。いや、初めてじゃない。過去にフィルムカメラの Natura Classica を買ったことがあるが、デジタルでフジフィルムを手にするのは初めて。

X70 は COOLPIX A とは違い、ネットでのレビューが非常に多い。今年の2月に発売されてから4ヶ月しか経っていないにも関わらず、レビュー記事がわんさかでてくる。かくいう僕もそれらの記事をおおいに参考にさせていただき今回の購入に至っている。それだけ X70 が人気のあるデジカメであることがわかる。

さて、僕もいま購入を迷っている方のために X70 のレビュー記事を書いていきたいところなのだが、当ブログでは軽く触れる程度に留めておきたい。というのも、初めてのフジフィルムということもあるし、なにより X-T1、X-Pro2 などのフラッグシップ機を使わずしてフジ機を語るのはちょっとおこがましい気がするからだ。

 

まず、僕が X70 に興味をもった経緯について軽く触れておきたいと思う。

僕は、APS-C コンデジとして COOLPIX A と RICOH GR を持っている。どちらも素晴らしいコンデジだが、どちらにも共通した弱点がある。それは、

オートフォーカスの遅さだ。

 

僕のメイン被写体は「娘」。

娘が生まれた2013年当時、APS-Cコンデジといえば COOLPIX A と RICOH GR しか存在しなかった。僕はニコンファンであることと、GR DIGITAL Ⅱ の頃のマゼンタ被りが好きでなかったことが理由で迷わず COOLPIX A を選んだ。

娘の赤ちゃん時代、COOLPIX A は室内での暗所撮影に大いに活躍してくれた。シャッター音を無音にできるし、娘が寝ている写真など一眼レフには真似できない写真が何枚も撮れたし、それらは A3ノビに引き延ばしても支障のない高画質であった。

しかしその1年後、異なる味を持つコンデジが欲しくて RICOH GR を追加購入した。どちらのコンデジにも一長一短があり、シーンによりこの2機種を使い分けていた。例えば、COOLPIX A はオートフォーカスは激遅だが、暗所AFは粘るという強みを持っていた。高感度画質も COOLPIX A のほうが1枚上手だ。

対して GR は COOLPIX A 比で暗所AFは弱いし(極端に暗い場所だと全くAFが合わない)、高感度画質もそれほど芳しくないが、オートフォーカスは COOLPIX A よりはキビキビしているし、なにより吐き出される絵にはGR にしかだせない「味」があった。これは COOLPIX A がいくら頑張っても GR に追いつけない最大の強みだった。

それに COOLPIX A はオートホワイトバランスはまぁまぁ優秀な方ではあったが、まだその頃のニコン機はわずかに黄色被りが存在していた。ニコンから完全に黄色被りがなくなったのはその後に発売される D4S や D810 あたりからだろう。

ただ、この黄色被りはRAW現像で色被り補正できるからそれほど問題にはしていない。それよりも不満を感じていたのは人物撮影における描写に他ならない。風景やスナップではローパスレスらしく素晴らしい描写を発揮するのだが、こと人物の撮影となるとどことなく肌質がのっぺりとした感じなり、あまり立体感が感じられない。さすがにこれはRAW現像で補正することは難しい。

そこが COOLPIX A の最大の不満点であり、僕が徐々に RICOH GR 寄りに傾いていった理由のひとつでもある。

 

そんなわけで、しばらくは RICOH GR で娘の写真撮りを楽しんでいたが、最強コンデジ「GR」にも不満はやってきた。娘の動きが速くなるにつれ、GR の AFの遅さがネックになってきていたのだ。きちんと狙いをすまして撮ればたいていのシーンは撮れるのだが、歩留まりで考えれば決して高い確率ではないし、動体撮影に限っていえば GR にはちょっと荷が重い。一応、背面に AF-C ボタンがついているが、こんなのはオマケ機能に過ぎず、使い物になるレベルではない。

特に屋内撮影では連写した数枚の中で瞬間を写し止められた写真が1枚でもあればラッキーという感じだ。

そのたびに僕はこう思うのだ。

もっとオートフォーカスの速いコンデジはないのか?と。

 

そんな風に思っていたところにちょうど発表されたのが、例のあれだ。あれってなんだ?

そう、Nikon DL だ。

 

小さな筐体に爆速AF の Nikon1 の機能を詰め込んだ最強コンデジ。しかも焦点距離がフルサイズ換算 18-50mmだと!?買うしかないじゃないか!と意気込んでいたところに、「画像処理用のICに重大な不具合」が発生し、発売延期。は?なんだそりゃ~~!!

発売前のディスコン機とも噂される Nikon DL。いつ出るかもわからないものに期待を抱いてもしょうがない。僕はそれに変わるものを探し始めた。

探し始めてすぐに興味を持ったのが、フジフィルムの X-PRO2 だった。D800 を売ったお金に追金すれば買えるな、などと考えていた。いやまてまて、使ったこともないメーカーにいきなり16万もつぎ込んだら失敗したときのダメージは大きい。それにフジは パソコン上での RAW現像は他社に丸投げであることを知っていたから、安易に手をだしてしまうのは危険であるとも思っていた。

そんな折、とあるブログを読んでいたときのこと。

おや、なんだこのフジの型番は?と思って調べてみたら、

それが フジフィルム X70 だったのだ!

 

実勢価格7万。これなら COOLPIX A を4万ぐらいで売ればプラス3万円の追金で買える。いらないカメラバッグやカメラアクセサリーも増えてきたし、全部売ってしまおう。そんなわけでほぼ相殺したお金で X70 を手に入れることができた。

レビュー記事はあとにして、まずは開梱してみよう。高級感のある化粧箱だ。

FUJIFILM X70の化粧箱

 

正面からの写真。シルバーという選択肢もあったが、飽きがこないのは絶対にブラックだと思い、ブラックを購入。それに購入価格も シルバーよりブラックのほうが数千円安かったというのもある。

FUJIFILM X70 の正面写真

 

背面液晶。すでに液晶保護フィルム(ケンコー・トキナー KLP-FX70)を貼付した状態だ。

FUJIFILM X70 の背面液晶

 

チルト液晶は購入前はおまけ機能程度にしか考えていなかったが、これがかなり使える。昔買った Powershot S3 IS のバリアングル液晶の使い勝手の良さを久々に思い出した。

これさえあればハイアングル、ローアングル撮影が簡単にできる。特にローアングルは地面スレスレからの撮影が可能ゆえ、ダイナミックな構図で写真が撮れるのはアドバンテージだ。

D80_9035

 

いま流行りの自撮りも可能だ。

自分自身、あまり使うことはないだろうなと思っていたが、娘との2ショット写真を撮るのに意外と重宝している。子供はカメラに自分の顔が写っていると笑顔になってくれることが多い。娘も例外に漏れず、自撮りモードのときはニコニコした表情でカメラの方をみてくれる。これは嬉しい機能だ。

FUJIFILM X70 の自撮り機能

 

以上、簡単に外観のみを見てきたが、次回以降は本体と一緒に同時購入したプロテクターなどのアクセサリー類の紹介をしていきたいと思う。

 

近年のフジのデジカメはちょっと見逃せないぐらい吐き出す絵が美しい。だが、安易に Xマウントに手を出してしまったらレンズを揃えたくなるだろうし、金銭的な負担が大きくなるのが目に見えている。

とりあえず、X70 をお試し的に使い、「フジの色」とやらにハマれば X-PRO2 なり、X-T2 なりを買うかもしれない。その際、ニコンFマウントを全て売り払っての移行となるのか、それともダブルマウントとして共用していくことになるのかは現時点ではさっぱり予測がつかない。

僕がフジフィルムにハマっていくかどうか、全ては X70 にかかっているといっても過言ではない。

FUJIFILM X70 で撮った写真はこちらへ