水彩画調プリントに挑戦!/用紙レビュー(4) | ハーネミューレ アルブレヒト・デューラー

2015 年 12 月 27 日

用紙レビュー第4回目では、水彩画調プリントに挑戦したいと思います。

今回使用する用紙は、

ハーネミューレ社のアルブレヒト・デューラー!

ハーネミューレ/アルブレヒト・デューラー

 

なにやらすごいネーミングの用紙ですが、アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer)はルネサンス期のドイツの画家で、人物名がそのまま用紙名になっています。おそらく有名な画家だと思われますが、美術の知識に疎い僕はこの用紙で初めてこの人物の名を知りました。

彼がどんな生涯をおくったのかは Wikipedia に任せるとして、ここではアルブレヒト・デューラーの用紙を使って水彩画調のプリントに仕上げていきたいと思います。因みに、ハーネミューレ社の用紙の中で、A・デューラー以外に人物名が冠されたものにはウィリアム・ターナーがあります。

 

さて、実際にプリントする前にアルブレヒト・デューラーの用紙の特徴をみていきます。ハーネミューレの公式サイトでは以下のように説明されています。

アルブレヒト・デューラーは、伝統的モールドメイド製法(手漉き風機械漉き)で作られた、水彩画用紙の風合いをもつ魅力的な面質のアートペーパーで、アート作品や写真をアーティスティックに表現します。

面質は凹凸模様のテクスチャー、厚みは 210g/m2、素材はコットン50%αセルロース50%蛍光増白剤フリー(未使用)、豊かな色再現性、階調再現性があると謳っています。

 

今回、この用紙でプリントしてみたいなと思ったのが以下の写真。

58mm f/1.4G で開放絞りで撮った写真で、画面四隅のグルグルボケが水彩画調に合うかもしれないと思って選びました。

秋の暮れ

 

いきなり A3ノビ用紙を買うのは危険なので、以前に購入したハーネミューレのミックスパックの中からアルブレヒト・デューラーの A4サイズで試しプリント。初めて使う用紙にチャレンジするときには、お試しパックが大変重宝します。11種類の用紙が各2枚ずつ入っています。

ハーネミューレ/ミックスパック

 

以下写真は、プリント前のアルブレヒト・デューラーのテクスチャーです。以前に紹介したトーションとはまた違ったテクスチャ模様です。是非、写真を拡大して見てください。

アルブレヒト・デューラー/テクスチャー

 

A4 サイズにプリントして特に問題なさそうだったのでさっそく A3ノビを購入し、Canon PRO-10 にてプリントしてみました。用紙の厚みは 210g/m2 で、ハーネミューレ紙の中では薄い部類に入るので、プリント時にヘッドと用紙がこすれるといった心配は無用です。

アルブレヒト・デューラー/A3ノビでプリント

 

どうでしょう、この質感、テクスチャー感。水彩画調に合うというのがわかる気がします。是非、写真を拡大してみてください。

アルブレヒト・デューラーのテクスチャー

 

もう1枚、別のアングルから。プリント用紙の背後に見えているのはモニター画面です。

当然ながら、モニター画面上ではこのようなテクスチャーは見えないわけで、プリントとモニターを見比べてると明らかにプリントした写真のほうが深みがあるように感じられます。やはり写真はプリントしてこそと思う瞬間です。

アルブレヒト・デューラーのテクスチャー

 

面白いのは、A4 にプリントしたものと A3ノビにプリントしたものとでは同じ絵でも仕上がりは異なってみえるということ。それが顕著に現れる部分がテクスチャーの粗さです。

A3ノビにプリントしたものより、A4にプリントしたもののほうが用紙の持つ荒々しさやゴツゴツ感が強調されて見え、A3ノビのほうがテクスチャーがやわらいでみえます。どちらが良いかは作品によって変わり、テクスチャを強調したい場合としたくない場合で用紙サイズを使い分けるというプリントの仕方もアリですね。

D80_8850

 

色再現性についてはハーネミューレならいわずもがな、素晴らしいの一言。どの用紙を使っても思い通りの色がでてくれるのでハーネミューレ紙は非常に使いやすく、気に入っています。

以上、ハーネミューレ社のアルブレヒト・デューラーの紹介でした。